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TACX Galaxia T1100を買ったのでインプレッション

2012年4月11日

TACX Galaxiaを買いました。事の発端はサイクリングチーム本部で度々Elite E-Motionに試乗させてもらっていたので3本ローラーに対しての(乗れないという)抵抗感が和らいだ事が原因です。このElite E-Motionは三本ローラーのエポックメイキングなモデルでして従来のものに対して台自体が前後に揺れることで自転車自体にかかる揺れを軽減してくれるので初心者の人でもすぐに乗れてしまうのです。また床の音対策としても振動を受け流す構造であるため(副次的に)床へのインパクトも従来のものよりは少なめです。そんな高性能3本ローラーですが、エリートのモデルはかなりの高額商品です。なかなか購入するには力がいるモデルですがTACXから比較的購入しやすいモデルが登場していたので購入に至りました。僕自身は海外通販での購入でしたから関税で700円掛かりましたが、かかる時とかからない時があるのは通関職員の腹次第なんでしょうか?
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箱を開けるとこんな感じで、バラバラに入ってます。発泡スチロールも粉々になってる場所が・・・。ふぅ~輸入品だぜ・・・。でも商品自体は何事もなくほっと一安心です。
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ローラー自体はこのように真ん中が若干細くなっていて走行中はタイヤがセンター付近に集まるように設計されていますので、初心者にはより優しい設計です。ローラー自体は前後などなくどれも同じものを使っています。
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早速組み立ててみました。フレームにローラー3本をボルトオンするだけであっという間に完成します。序盤に「前後に揺れる」という話をしましたが、どんな構造かというと足がやじろべえ(?)のように動くのです。エリートのモデルのような複雑な構造にはなっていない簡易な構造ですが、この程度でも十分必要な効能が得られます。
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このスイング量分動くんです。少ないように見えますが、これで十分ですよ。ちなみに前方は小さなタイヤがついていて動くようになっています。さて、早速ロードバイク乗っけてみましょう!
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Vigoreを乗せてみるとカラーコーディネートしたみたいにぴったりと似合います。Felt F65の方を載せるとこんな感じです。
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では実際のライドシーンをどうぞ!

怖かった・・・(笑)
左右は壁(というか扉)なので、転倒はないとは思いますが、狭さが逆に緊張させますね。とはいえ、慣れれば大丈夫でしょう。初でいきなりこれだけペダルを回転させられるのも、スイング機構のおかげですね。とにかく思い切れるので滅多なことは起きないだろうなと思えます。このようにElite E-Motionと同じようにできたらすごくない!?って思ったんですが問題点がないわけではありません。

●問題点その1
負荷器がついていない・・・です。Elite E-Motionは負荷機が搭載されています。三本ローラーには必ずついているというわけではないので問題点と言えるのか微妙ですが、実際よりも空気抵抗がない、路面の抵抗も少ない訳で通常ではありえない速度で走ってしまいます。コンパクトクランクでも簡単に60キロ以上(慣れれば70キロ後半はでそう。)がでるんです。実際の路面での走行ではあり得ない速度域です。当然筋肉への負荷は軽いはずです。けれどもケイデンスをスムースに上げるトレーニングにはなりそうです。

●問題点その2
これはT1100だけに限った話ではなく、騒音問題です。僕の住まいは床がコンクリート(絨毯敷)で走行中はかなりコンクリートが響きます。先ほど、騒音は少ない方と言いましたが、それでもやはり固定ローラーよりも大きい音がします。音というより正確には床を伝って振動が出るといった方が正確です。集合住宅だったらちょっと怖いですね。できれば消音できるようにゴムマットなど工夫がもう少し必要かも知れません。

というように多少の問題点はありますが、概ね面白いオモチャを手に入れたという感覚でいっぱいです。このモデルで慣れれば巷多く存在する固定されたタイプの一般的な3本ローラーでも乗りこなせるようになるでしょう。余裕が生まれますから。このようにローラー自体も進化していて初心者ユーザーにも優しいものが存在しますから皆さんもぜひチャレンジしてみください。

  • この記事を書いた人

Q太郎

こんにちは。京都在住のQ太郎です。中学生の時にお下がりのロードバイクをフレームにまでバラバラにして全塗装したり新たにパーツを買い替えてお気に入りの一台に仕立てたのが最初のカスタムでした。その後MTBやミニベロなどあらゆる自転車を購入してはカスタムをして・・・を繰り返してきました。近年は学生時代に購入したクロモリMTBをカスタムして現在進行形で楽しんでいます。

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