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『初心者向け』初めてロードバイクの購入を検討する時考えること

2021年12月7日


こんにちは!Q太郎です。

自転車に興味を持ち始めた先に行き着く場所。ロードバイクは自転車界の主役と言って過言ではないと思います。とにかくかっこいい!ママチャリでは考えられない距離を平気でこなしてしまう高性能、所有欲も満たしてくれるパーツ類、いざとなれば電車に積んで考えもしなかったきれいな道を気持ちよく走ることができるそんな主役感たっぷりの自転車、ロードバイクを所有してみたくなった人は以下の記事を読んでみてください。

Q太郎
この記事はこんな人に向けて書いています。

  • ロードバイクを初めて買おうと考えている人
  • クロスバイクでは物足りなくなってきた人


では、どうぞ!

ロードバイクの特徴

とにかくかっこいいイメージのロードバイクの最大の特徴は以下の部分です。

ポイント

・ドロップハンドルと言われるグニョっと曲がったハンドルがついている。
・ホイール径は27インチ(700mm)でタイヤ幅が細い。
・とにかく軽い車重

特徴的なドロップハンドルがついている最大の理由は、ハンドル位置を低くすることで体を低い姿勢にすることができるからです。自転車が速度を上げていこうとすると空気の層にぶち当たってしまいます。空気抵抗と格闘するにはできるだけ低い姿勢を取る必要があるためこのようなハンドル形状になりました。

バーのあちこちを握ることができるためいろんな姿勢にすることができ長距離を走る際にもいろんなポジションをすることができるのもメリットです。また現在では多段化が進み最高12速(スプロケットの枚数)にまで発達しました。近年のロードバイクブームや技術革新でさらなる性能アップが図られていて今後も尽きることがないほどに改良が進められるものと思います。

価格帯

ロードバイクの価格帯は本当に幅広く10万円から100万円越えも普通にゴロゴロ存在しています。その中で初心者であれば現実的な価格帯としては10万円〜25万円くらいかと思います。経済的に余裕がある人やは40〜60万円代を検討する人もいるかもしれませんが、一般的には2台目、3台目に買う価格帯です。

ロードバイクの価格を決定する主な要因は、フレームの素材、そしてコンポ(ギアなどの機械部分)です。この組み合わせで性能が著しく変化するところがロードバイクの面白さの一つといえるでしょう。

フレームの素材

大きく分けて以下の3つに分類されます。クロモリフレーム、アルミフレーム、カーボンフレーム。

クロモリフレーム

歴史が最も古いのがクロモリフレームです。一般の人が最初に想像するロードバイクの姿と言って差し支えないと思います。クロモリとはクロームモリブデン鋼という鉄のパイプを溶接して自転車の形にしたものです。乗り味の特徴としては柔らかく乗り心地が良く、またフレーム自体がしなることで独特のバネ感を感じて走ることができます。このバネ感と波長が合うと他の素材にはない本当に楽しいひと時を味わくことができます。クロモリフレームの唯一の弱点といえば他の素材に対して若干重量が嵩むことでしょう。必ずしもフレーム単体の重量だけが悪いわけではありませんが、材質上の仕様と言って差し支えありません。

アルミフレーム

アルミは鉄の重さ問題への一つの回答として生まれました。フレームの特徴としてはクロモリに対して硬い印象を持ちます。またフレームのパイプ径自体もクロモリと比較してかなり太いパイプを使用しているので、見た印象がかなり変わります。この見た目でクロモリがいいという人ものいるくらいです。逆にクロモリではか細い印象で好きになれないという人もいますが。
肝心の乗り味ですが、踏み込んだときの印象がクロモリのそれとはかなり違います。踏み込んだときにフレームがたわまないので脚力がそのまま駆動輪の回転運動に変換されているような印象になりグイグイ前に進んでいくようなロケット感を感じることができます。ロードバイクの原点である速く走るということについてここまでストイックな素材なのが非常に面白く感じるフレームです。また後に記すカーボンフレームから比べて圧倒的に安く現在のエントリーバイクは全てアルミフレームと言って差し支えないでしょう。

カーボンフレーム

カーボンは炭素繊維を編み込んだ生地を樹脂で固めたものです。そのため無塗装のフレームでは炭素繊維が綺麗に並んでいるのが見えるのが見た目の特徴です。それ自体は軽く細い一本一本の繊維を編み上げたものを繊維の方向を慎重に決めながらフレームの形に仕上げていくカーボンフレームは金属では実現できないレベルの軽量化を実現しています。そのためコンポ自体も軽量(つまり高額)なものを使用することが多いため相対的に価格帯が高めになりがちです。
乗り味としては現在の技術で作られるカーボンバイクは硬い印象にも柔らかい印象にもいかようにも作ることができるので一概に言うことはできません。(あくまで個人的な印象ですが)手にれやすい価格帯のカーボンフレームは長距離での乗り心地を優先している(つまり硬さは少なめ)ように受け取れます。将来はわかりませんが、今現在最高峰のフレームはカーボン素材を使用したロードバイクと言って差し支えないと思います。

コンポの世界

上記の内容はフレームの話でした。誤解を恐れずにいうと一般的に自転車メーカーというとフレームメーカーのことであり、自転車の機械部分はパーツメーカー(概ね3メーカー)のものをインストールするものなのです。この機械部分のことをコンポと呼びます。ではここでコンポメーカーについて説明します。

シマノ

最も搭載率の高いコンポはシマノです。ローエンドからハイエンドまで幅広く取り扱っているブランドで価格帯に合わせて細かくモデルを展開しているのが本当にありがたいメーカーです。価格は下から「ターニー・クラリス・ソラ・ティアグラ・105・アルテグラ・デュラエース」とあります。
シェアの大きさからシマノを基準として見て間違いありません。またシマノのコンポでどのグレードを装着しているかでその自転車そのもののグレードを推し量る基準としても概ね間違いありません。

カンパニョーロ

最も歴史のある老舗ブランドがカンパニョーロです。ロードバイク発祥の地ヨーロッパ(イタリア)のコンポです。日本では高級なイメージのコンポです。下から「ケンタウル・コーラス・レコード・スーパーレコード」とあります。

スラム

アメリカからの第三勢力として大きくなってきたアメリカのブランドです。もともとシマノのサードパーティとしての成り立ちがあることからシマノと交換性があるパーツが多いのもこのブランドの特徴です。第三勢力であるがゆえに思い切った手法で潔いほどに軽さを追求している印象です。

まとめ

いかがでしたか?自転車好きには物足りないいろいろ言いたいことが多い記事になってしまいましたが初心者の人にとっては十分お腹いっぱいになる内容だったのではないでしょうか。ロードバイクはその使い方によってフレームの素材、コンポの種類など様々な因子が影響してくるのでご自分の興味の湧く部分を理解して利用時のシーンをよく考えてお店のスタッフとよく相談して選んでいくことが重要です。ブランドはもちろん大切ですが、それよりも今回の素材に注目してみてほしいなと思います。

  • この記事を書いた人

Q太郎

こんにちは。京都在住のQ太郎です。中学生の時にお下がりのロードバイクをフレームにまでバラバラにして全塗装したり新たにパーツを買い替えてお気に入りの一台に仕立てたのが最初のカスタムでした。その後MTBやミニベロなどあらゆる自転車を購入してはカスタムをして・・・を繰り返してきました。近年は学生時代に購入したクロモリMTBをカスタムして現在進行形で楽しんでいます。

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