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実際に買った自転車用ライト[VOLT400]の紹介と現代自転車ライトの特徴

2021年12月16日


こんにちは!Q太郎です。

スポーツ自転車には基本的に付属していないヘッドライトは見落としがちな装備品の一つかもしれません。自転車屋さんで納車される時についで買いすると結局不便で買い直ししてしまう危険もあるのでチェックポイントを知って購入の目安にしてください。

それではどうぞ!

先に結論:キャットアイ「VOLT400」を購入しました

まずは個人的結論としてはキャットアイ「VOLT400」を購入しました。
出典:アマゾン

実勢価格は6千円台半ばでした。肝心の明るさは400ルーメンのLED式です。電源はUSB充電タイプです。本体のサイズといい光量といい充電頻度といい、ちょうどいい塩梅だと感じます。このライトを購入して大変満足しています。今回はこのライトを購入した理由を現在のライト情勢を踏まえてご紹介します。


キャットアイ公式サイト

自転車用ライトの種類

まずおさらいから。自転車に必要な灯火類は前方と後方があります。後ろに関しては必ずしも自ら発光する必要はなく反射鏡で問題ありません(自治体によっては発光するものが必要なところもあるようですのでお住まいの自治体で確認してください)。
前と後の違いは発光する光の色が違いますね。前方を照らすヘッドライトは白色系の色、後方は赤色系の色です。この発光色の違いで暗闇でも前後方向を把握できています。(まれに赤色のライトを前方に付けている人がいますが間違いです)このように基本的には自動車などの他者に対して自分の位置や方向(向き)を把握してもらうために付けていると言っていいでしょう。特に街中のような交通量が多いところでは路面を照らすよりもそういったアピールに意味があるといえます。もちろん住宅街や郊外に入ってくると路面を照らすことの方がより重要になってくる場面もありますね。

自転車のライトはここを確認しよう

近年のLEDライトが登場してからは小型化と光量が満足いくレベルになってきました。ライトを購入する時にはとにかく明るさを追い求めがちですが決してそれだけが必要なわけではありません。光量が大きいと消費電力も当然多くなり発光時間が短くなったりバッテリーの大型化が必要であったりします。また価格も検討材料になるでしょう。

光源

「光源」については「明るさ」、「使用時間」、「便利さ」で「LED」一択でしょう。2021年現在で別の方式を検討することは必要ないと思われます。

電源の方式

「電源」については乾電池式/充電式/ダイナモ式と概ね3つの方法があります。具体的に見ていきましょう。

  • 乾電池式
  • USB充電式
  • ダイナモ式

定番方式「乾電池式」

乾電池方式は長い歴史があり今でも人気のある方式です。やはり最大のメリットは電池を取り換えればすぐに点灯することができるところです。比較的長時間の使用が可能ですし、万一夜間に電池切れを起こしてもコンビニで電池を購入すればすぐにでも点灯することができるところも街乗りユーザーには便利なところです。

現在の主流「USB充電式」

電池の交換が不要で定期的にUSB-Cなどの端子を介して充電すれば電気代も安くて済みますし光量も明るいので大変便利です。デメリットと言えるかどうか分かりませんが、使用中にバッテリー切れを起こすと帰宅まで点灯させられないのが残念といえなくもないですが、モバイルバッテリーを持っていればその場で充電も可能なモデルもありますので確認しておきましょう。
上記のような定期的に充電のことを意識しなければいけない部分を解消してくれるかもしれないモデルが「ソーラー充電式」です。ただこの方式は日中ライトに日光が当たる位置にないといけないので、あまり効果的でない場面もあるかもしれません。

従来から存在する「ダイナモ式」

最も古くから使われているタイプです。タイヤに専用のモーターダイナモを取り付けて車輪の力で発電する方式です。走行エネルギーを発電に回すために抵抗が多く軽快に走ることから遠くなってしまうところが残念なポイントですが、近年はダイナモの装置を車輪の軸の位置(ハブ)自体に内蔵しているタイプも登場し走行の抵抗になることが少なくなってきました。デメリットとしてはハブダイナモはホイールごとの変更を伴うので完成車での搭載以外ではほとんどの場合使えないところです。
自転車のハブ発電機

設置方法

「設置方法」についてはハンドルバーにベルト式の取付台座を設置したのちにライト部分を設置するのが一般的です。中にはフロントフォークに設置するタイプもあります。いずれにしろ台座は自転車に設置しておいてライト部分はワンタッチで取り外しができるものが良いのではないかと思います。

ちなみにテールライトはシートポストにハンドルバーと同じように設置するのが一般的です。中にはサドルのフレームに設置するタイプもありますので、こちらもご自分の自転車で検討してみてください。

自転車用ライトに必要な明るさは?

日本の道路で走行する時には各都道府県で決まっていますが大体「白色または淡黄色で、夜間に前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる明るさ」とされています。実際に購入するときの目安としては「300ルーメン」以上であることを確認してください。一般的な街路灯があるような道であれば、十分明るい部類ですし自動車が相手でも認識してくれる程度には光ってくれます。実際にQ太郎が購入したモデルも最大400ルーメンの明るさを持っています。

 

Q太郎の結論はキャットアイのVOLT400

上記のようにライトについての商品知識を持った上で個人的に検討した結果「キャットアイ・VOLT400」を購入しました。
なぜこのライトにしたのかを以下に列記していきます。

充電式であること

これまでは乾電池式のライトを使用していましたが、毎度電池が切れた時に購入するのがとにかく煩わしかったのが一番の理由です。
さらに冷静に考えてみると運用時間あたりの電気代、さらに言うと使用済みの乾電池の捨て方(各自治体によって違う)などのコストを考えてみると充電式に慣れてしまう方がいいなという考えに落ち着いてきました。個人的にはその方がメリットが大きかったといえます。

光量が十分だった

Q太郎の在住地・京都では大通りなどは特に街路灯も完備されていて大抵は不自由しません。そのため路面を照らすというよりも自分の存在をアピールすることの方に重きがあります。そういった意味では他の光に負けない光量が欲しいです。その意味でも400ルーメンあるのは非常に心強いです。ちなみにこの上位機種でVOLT800はなんと「800ルーメン」もありこれならまず間違いなく他に負けない光を出せると思います。またこのVOLT800であれば交換用バッテリーも別で購入することもできますし、USB端子を搭載しているのでモバイルバッテリーとしても活躍させることができるという優れものです。
↓VOLT800用交換バッテリー


また光量は3段階に変更が可能です。ロー(50ルーメン)やミドル(100ルーメン)を使用できる場面であれば、こちらを積極的に使用して電力消費を少なくして充電サイクルを長く取るようにしています。個人的には夜間の走行時間は大体30分〜1時間程度なのでこれにより充電サイクルは平日に毎晩使用して2〜3週間に1回程度にまで減らせることができています。

設置用台座はキャットアイ共通

自転車に取り付ける台座はベルト式で共通の台座形状です。そのため買い替え時期にキャットアイ製品を購入すれば台座はそのまま本体だけの交換で済んでしまうところもポイントが高いです。

納得の価格

以上のような状況で購入するとしてVOLT800ほどの光量は魅力的ではあるものの、1万円を超える価格は僕には大変でしたし400ルーメンあれば十分だと思っていたこともあり、VOLT400で落ち着きました。6千円台半ばの価格はこの性能であれば納得の価格と言えるでしょう。


キャットアイ公式サイトより

日中でのライトオン機能を搭載したライト

近年は夜間に限らず日中もライトオンをするムーブメントがジワリと増えてきています。歩道を自転車で走ることは取り締まりが強化されつつあることと連動して自転車が車道を走ることが増えてきました。ただ自動車にとって車道を走る自転車は疎ましく思われることが多いことも原因で軽視されがちです。その結果自動車との事故に遭ってしまう人も多いようです。そこで日中でのライトオンで対向車や同方向へ向かう自動車のサイドミラーでの早期発見に寄与するといわれている日中ライトオンが増えてきたのです。
これはオートバイでは随分前から言われていることでしたが、自転車でもこのように日中ライトを点灯することを見かけるようになってきました。また日中にも対応するデイライトも登場してきています。自らの安全を考えた時にこのデイライトのモデルも検討してみるのもいいかもしれません。↓デイライトの有効性について(出典:Trek)

ブレーキランプも兼ねるテールライト

テールライトでの機能としては一番の存在理由はやはり存在をアピールすることです。そこで個人的にはできる限りフラッシュしたりするものもいいのではと思います。最近ではモーションセンサーを内蔵しているものもあり、暗い状況で動くとランプが作動するというものです。こういったモーションセンサーを搭載しているものは自転車がブレーキをかけた際に反応して光量をあげる仕様のランプもあります。つまりブレーキランプ機能を搭載しているわけですね。

 

ヘッドライトの点滅には注意が必要

自転車用ライトでは点滅をするライトも多いです。Q太郎が使っているVOLT400にも搭載されています。この点滅は自車位置をアピールする(対向車に発見してもらう、歩行者に気付いてもらうなど)には良いのですが、障害物を発見するには常時点灯よりも劣ります。また法律でも点滅するライトだけを使用した前照灯は違反(常時点灯しているライトと併用するのは問題ありません)になってしまいます。法律云々ももちろんですが、やはり障害物の発見が遅れてしまうの可能性は無くしておきたいのでライトを使用する際は常時点灯を心がけた方が良いと思います。

自転車ライトおすすめブランド

ではここでQ太郎自身が購入した製品以外に検討したものも含めてご紹介します。

CAT EYE(キャットアイ)

日本における自転車ライトではメインストリームで市場を牽引するメーカーです。種類も豊富に揃っていて街で使用するモデル、ロードバイクなど軽量自転車で使用するモデルなど大抵思い浮かぶ使用範囲であれば何かしらのモデルがフィットするはずです。

CROPS(クロップス)

自転車のライトやオートバイ用などをラインナップする日本のメーカーです。個人的にはクロップスの投げ縄式のワイヤーロックを長年愛用しています。ライトで言えば正方形のテールライトが魅力的だなと感じています。

SERFAS(サーファス)

アメリカ・カリフォルニアに本拠地を置くサイクルパーツメーカーです。カリフォルニアだから(?)なのかデザインもよいし価格もこなれています。日本人に常識的な使用方法で問題なく使えます。

TREK(トレック)

意外に思われる方もいらっしゃると思いますが、このようなスポーツ自転車を生産するブランドもライトを幅広く展開しています。特にトレックはデイライトの使用を強力に啓蒙しているメーカーの一つです。

LEZYNE(レザイン)

かなりカッコいい空気入れなども展開する自転車パーツメーカーです。実際空気入れのみならず製品にはデザインに対して力を入れているのがよくわかります。軽量シンプルな上に近年は機能面でも高性能化してきておりオシャレさを意識する人ならチェックする必要がるブランドです。

GENTOS(ジェントス)

公式サイトによると「1978年にライターの販売からスタートした」日本のメーカーです。懐中電灯やアウトドア用のヘッドライトなども手がけるほか、白色LEDを早期に商品化したブランドです。

まとめ(安全安心はライトから。安全な運転を心がけよう)

いかがでしたか?最初に言った通りQ太郎はキャットアイのVOLT400を使用していますが、自分の使用シーン、充電間隔、そしてコスパなどを考えた結果でした。現在では大変満足しています。購入される時は、真っ先にご自分の使用シーン(街中よりも暗い道を走るなど)をよく検討して光量に不足がないものを候補に挙げて、その後に電源の方式などを検討するようにしてください。
また改めて言うことではないですがライトはとても大切ですが日中よりも他人から見えにくいと言うことを普段から意識して日中以上に安全運転を心がけてください。

  • この記事を書いた人

Q太郎

こんにちは。京都在住のQ太郎です。中学生の時にお下がりのロードバイクをフレームにまでバラバラにして全塗装したり新たにパーツを買い替えてお気に入りの一台に仕立てたのが最初のカスタムでした。その後MTBやミニベロなどあらゆる自転車を購入してはカスタムをして・・・を繰り返してきました。近年は学生時代に購入したクロモリMTBをカスタムして現在進行形で楽しんでいます。

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