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高性能からオシャレまで。購入時に失敗しない自転車用ヘルメット

2021年12月16日

自転車ヘルメットイメージ
自転車にヘルメットと言えば、ロードレースの選手であったり郊外の道を走る高校生の自転車通学風景だったりが昔の定番でしたが、最近は子供用ヘルメットを着用して走っている親子連れの子供であったりスポーツ車に乗っている人はほとんどの人が着用していたりと街中での安全意識の変化とともに自転車用ヘルメットに対する意識も変わってきました。でもまだまだオシャレ自転車など街中限定の自転車やママチャリなどの人は被っていないことは多いですね。
そこで今回はヘルメットを被ることを意識し始めた人に送る購入時に失敗しないチェック箇所とこんなものもヘルメットなの?というオシャレヘルメットも含めてご紹介します。
ではどうぞ!

ヘルメット購入時にチェックするところ

アマゾンを筆頭に通販での商品の購入が当たり前になってきていますが、少なくとも初めてヘルメットを購入するのであれば必ずフィッティングを行うようにしましょう。

見た目だけでの購入はNG!試着してフィットするか確かめる

オートバイ用のヘルメットよりも少しの空気抵抗が如実に成績や航続距離などに影響するロードバイク用のものは、空気抵抗対策や運動中の発汗で群れるのを防ぐ目的で空気の取り入れ口の工夫など各社の技術の結晶が形状に現れています。そのため見た目上にも個性的で好みが分かれることが多い自転車パーツの一つです。しかしこと安全に関わる部分ですから可能な限り妥協は控えて選択してほしいものです。
この記事を読んでいただいている人は日本人の方がほとんどでしょう。多くの日本人は欧米人に比べて前後方向が短い(欧米人は前後方向に長い)のはよく知られた事実ですね。このような頭の形状の違いでかぶることができないヘルメットがあります。
正しく被れずに頭頂部にヘルメットがちょこんと乗っかるだけのようなかぶり方になってしまうとせっかく見た目を重視して購入したのに被っている姿はカッコ悪いっということになってしまいます。

頭の形には欧米型と東洋型があるからサイズだけでは判断できない

先ほども紹介しましたが欧米人と我々日本人とは頭の形が大きく違います。そのため頭の周囲の寸法だけではない形の問題が大きいです。日本人の中には絶壁の人も多いですし横の部分だけ接触しているような状態になりかねません。特に欧米のブランドのヘルメットを購入するつもりの方は特に注意してフィッティングの確認をしてほしいです。

頭のサイズの測り方

頭の形状が最も重要であることは述べましたが、形状は合っているならサイズの確認を行う必要があります。一般的にサイズはXS / S / M / L / XL とあります。大体ですが、53-54cm(XS)、55-56cm(S)、57-58cm(M)と59-60cm(L)、61-62cm(XL)というような寸法です。
サイズは以下のように測ります。

  1. 頭の横方向の長さ(幅)を測る
  2. 頭の前後方向の長さを測る
  3. 頭の一番張り出している位置を一周を測る

海外通販でヘルメットを購入する時はアジアンフィットなのか確認

上記2項(帽体の形状、頭の周長)を元にフィットするヘルメットを探してほしいです。ここで注意指定欲しいのがお店でここまで確認できた上で海外通販で同じモデルを購入しようとすると全くフィットしないものが届いた!ということがあり得ます。これは欧米の通販会社で販売しているヘルメットは通常は本国仕様であり日本向けのアジア人の頭形状のものとは別物のヘルメットを販売していることがあるのです。日本国内で実際に被って確かめたものは間違い無いのでそういったヘルメットを購入するようにしてください。

自転車用ヘルメットの規格について

自転車用のヘルメットの規格としてもっとも身近なものは「SGマーク」があります。この他にも「JCFマーク(日本自転車競技連盟)」が一般的でしょう。この両者の違いとしては自転車レースに出場する場合は、JCFマークのついたものを使用する必要があるところです。安全性についてはどちらのマークものものも十分な性能を持っていますが、ロードバイクを乗るのであれば、JCFマークがついたものを選ばれると良いかと思います。ロードバイクを購入することを検討している場合はこちらの2つの記事も読んでみてください。

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近年は上記のような規格とは意味が少し違いますが、「MIPS(ミップス)」というシステムを搭載したヘルメットが登場してきています。Multi-directional Impact Protection Systemの頭文字をとったこのシステムは頭とヘルメットをしっかり密着させるのではなく衝撃を受けた際にヘルメットが10mm程度スライドをすることで衝撃をいなす構造になっています。より安全性を高めたいと思う方は選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

 

街乗り自転車には街乗り用のヘルメットがおすすめ

自転車用のヘルメットと言うとロードバイク用の風を切るような形のものか、小学生が着用するようなものが浮かびますが、それ以外にも様々なタイプのヘルメットが存在します。

帽子風のヘルメットは街での使用にぴったり

ヘルメットに帽子をかぶせたようなスタイルでヘルメットもオシャレに被りたいと感じている方にはおすすめ。

街で違和感がない街乗り自転車用ヘルメット

レースシーンでも高性能ヘルメットメーカーとして有名なOGKブランドのカブトがリリースしたキャンバス・アーバンは文字通り都会での使用を想定したスマートなデザインが特徴のヘルメットです。

「エントリーモデル」はヘルメット初心者の味方

エントリーモデルは各社様々なモデルを出していますが、価格は2000円台からとリーズナブルな価格設定が特徴です。有名ブランドのヘルメットであればこの価格帯のものでも見劣りすることのない性能とデザイン性を持っています。

乗車後の収納性がいいカスクもヘルメットの一種

カスクとは昔の自転車ロードレースで選手が着用していたヘッドギアのことで現在でもオシャレ度を上げて存在しています。また折りたたむことも可能なモデルが多く着用していない時の収納性が高いのが大きなメリットです。ただ知っておいて欲しいのは現代のヘルメットの様な性能は持っていないことです。あくまで最悪を回避することと日常の使い勝手のバランスをよく考えて使用する様にして欲しいです。

ロードバイクなどスポーツ車用ヘルメットとの違いは?

ロードバイクなどスポーツ車で使用されるヘルメットの多くは大きく穴が開いた様に見える構造をしています。これで大きく風が侵入してくるので運動(自転車ライディング)中のライダーも頭皮が快適な上に軽量で運動の負担が軽減されています。また上記でも記しましたが、規格はJCF日本自転車競技連盟のもので一定の安全基準を満たしています。そのため自転車競技にも出場可能なヘルメットです。

 

ロードレースなどスポーツ用ヘルメットは高性能

上記にも同様のことを記していますが、JCF日本自転車競技連盟の規格に準拠したヘルメットは高速走行も行う自転車競技という過酷な条件でも安全であることを求められるヘルメットです。そのためMIPSなどのシステムも開発されましたし日々性能は向上していっているジャンルです。ロードバイクなどのスポーツ車を購入された場合、迷わずこのタイプのヘルメットを購入しましょう。

ロングライドには軽量のヘルメットがおすすめ

ロードバイクを趣味として始めた人は徐々に走行距離も増えていくものです。そうしてロングライドをする様になるとあらゆる部分で効率を求めるようになります。その一つとしてヘルメットは重要なアイテムです。安全性能を落とさず(向上させて)に軽量化を図ることが自転車競技用ヘルメットに課せられた使命です。

運動をするからには汗対策も。通気性のよさもチェックポイント

各メーカーから様々な形状のヘルメットが登場していますが、ロングライドなどの運動中の発汗を効率用く「空冷」する様にデザインされています。この部分がもっともメーカーの主張が激しい部分なのでお自分の好みで選んでください。

サイクルキャップを中に被ることについて

ヘルメットの下にサイクルキャップをかぶるのはカッコいいし出先でヘルメットを脱ぐ様な時にボサボサ髪でも大丈夫・・・などの理由でサイクルキャップをかぶる場合があります。Q太郎も以前はしてました。ただヘルメットを正しく被ることを阻害しかねないということを意識して欲しいのです。自身の経験から言うとサイクルキャップをかぶっていると被っている感触はそれでありヘルメットの感触は遠くなります。そのため正しく被れているのか判断が甘くなりました。さすがに被り忘れることはないですが、ズレていたり、MIPSの効果を半減させてしまったりするとヘルメットの性能を出しきれないこともあり得ます。使用する場合は気をつけてかぶる様にしてください。

最近は補助金が出る自治体も

最近は子供用や高齢者用の自転車用ヘルメットを購入する場合に補助金が出る自治体があります。お住まいの自治体のサイトでご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自転車用ヘルメットといってもオシャレにかぶれるものや高性能なものまで幅広く存在していますね。ご自分でお気に入りのヘルメットを探してみて欲しいです。ただし人はそれぞれ頭の形が違うので特に海外製のヘルメットを購入する際は必ず被って見ることをおすすめします。

  • この記事を書いた人

Q太郎

こんにちは。京都在住のQ太郎です。中学生の時にお下がりのロードバイクをフレームにまでバラバラにして全塗装したり新たにパーツを買い替えてお気に入りの一台に仕立てたのが最初のカスタムでした。その後MTBやミニベロなどあらゆる自転車を購入してはカスタムをして・・・を繰り返してきました。近年は学生時代に購入したクロモリMTBをカスタムして現在進行形で楽しんでいます。

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