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2022年現在購入できる代表的な自転車用キャリアをリストアップして徹底比較

2022年3月19日

自転車で遠出をし始めると自動車に自転車を積んで目的地まで行き大自然のある気持ちいロードだけ自転車で走ってみるというものに憧れ始めてしまいますね。SUVの自動車カタログを見たりしたら自転車がルーフに積まれていて家族で遊ぶなんていう夢のようなシーンも見られます。
そんな夢アイテムである「サイクルキャリア」を購入するときに考えるべき項目をまとめてみます。

サイクルキャリア、4種類を一気にまとめてご紹介

自転車を効率よく運ぶ救世主サイクルキャリアとしては4種類もの方法が存在します。使い方もまちまちなのでよく検討して候補を絞ってください。

  • ルーフマウント
  • トウバー(ヒッチ)マウント
  • リアドアマウント
  • カーゴ(車内に固定するタイプ)

ルーフマウント・最もよく見る方法

「キャリア」と聞いて一番最初に思い浮かぶのがこのタイプではないでしょうか。ほとんどの車に対応する上に自転車のみならずルーフボックスを取り付けたり、スキー板やスノボーなどウインタースポーツやカヌーなどありとあらゆる物を車載できる万能キャリアでその人のライフスタイルが見て取れるタイプですね。

出典:スーリー

このタイプのキャリアの特徴はルーフの端でドアと密接する位置(ワゴン車などのルーフレールが存在する車種はそこに設置)にベースフレームを設置してしまえば、後は各種アタッチメントで自転車でもカヌーでも積載することができるのでわかりやすくて便利です。
このタイプで注意する部分はやはり高さです。高さ制限のある場所を通過する際に積載物(自転車)が接触する可能性があります。特に注意する場所は立体駐車場とかでしょう。他の注意点としては高速道路での横風です。普段とは違う挙動を示すので注意しましょう。

ヒッチメンバー式マウント・アメリカンなカッコよさ際立つ

大きな車体の場合はルーフにまで物を持ち上げるのがツラい場合もあります。そういったクルマの場合は、このタイプもいいでしょう。車体後部の牽引器具にベースを取り付けそこからビームを伸ばした先にトレーが取り付いている状態です。SUVなどのアウトドアのイメージのあるクルマではとことんカッコ良い見た目になること間違いなしです。

出典:スーリー

このタイプは重量物にも対応するので頼もしいのですが、そのために車体に加工が必要である場合がほとんどです。そのため加工賃も含めて高価なものになりがちです。また車体を加工するわけなので中古車とする場合の価格も気になるところです。

リアドアマウント・ミニバン定番の人気キャリア、意外とオープンカーにも使える

ヒッチメンバータイプのように車体に加工を必要としないで車体後方に設置することができるのがこのタイプです。加工しないのでリアドアを中心にボディにベルトなどを引っ掛けて固定します。

出典:スーリー


車体後部に置いてベルトをドアなどに引っ掛けた後にベルトを締め上げていけば設置完了できてしまうので比較的設置は簡単でしょう。またオープンカーなどそもそもルーフがないような車種にも設置できるのが大きな特徴です。実際Q太郎はロードスターに乗っていたのですが、このタイプのキャリアを設置していました。

このタイプでの注意点としてはドアに取り付けてしまうのでトランクが開閉できなくなること!これは如何ともし難い部分でデメリットと言っていいでしょう。ベルトで固定するので金具で固定しているタイプよりもグラグラするような気がして少し不安になります。実際に自転車を設置して走行(高速道路でも)してみると何の問題ないのですが。

カーゴ(車内に固定するタイプ)・雨風を凌げる車内がいい人向け

少し番外編とも言えなくもないのですが、車内に設置するタイプのキャリアです。ワンボックスなどの車であれば思い切って車内に入れてしまうことも可能です。実際にロードレースに行くようなシリアスライダーの場合、ロードバイクが風雨にさらされるのは故障の原因にもなりかねないのでほとんどの場合、車内保管を行います。こう言った場合に重宝するのがこのカーゴタイプです。

出典:ミノウラ

Q太郎自身もロードレースアマチュアチームに所属していますが、この際のトランスポーターにはこのタイプを使用しています。前輪を外す必要はあるもののしっかりと固定することができ、高速道路のサービスエリアでもイタズラされるリスクも減りますから可能な限りこの方法が安全と言えるでしょう。

キャリアの特徴を理解して選定しましょう

ここまでに述べてきたようにそれぞれのタイプで特徴があります。自分の車種によっては使用できるキャリアのタイプが限定されてしまうこともあります。また剥き出しの車外では盗難のリスクや走行によって生じる汚れもありますから車内に入れることを考えるなどその用途をよく考えて選択するようにしましょう。

車載サイクルキャリアおすすめモデル一覧

Q太郎の独断と偏見でご紹介するサイクルキャリアでおすすめのブランド。お持ちのクルマや自転車環境によって最適なモデルがきっとあるはずです。

スーリー:世界的ブランドでアタッチメントの豊富さでは群を抜いている


出典:スーリー


キャリアのブランドで最も有名で高級なスウェーデンのブランドです。本拠地がヨーロッパなだけあって欧州の自動車メーカーのモデルに適合するキャリアが豊富であることが特徴です。またアタッチメントは豊富で痒いところに手がとどく感はこのブランドを置いて他にないでしょう。ただここで紹介する中では最も高級なのでお財布と相談しながら検討してください。

Thule ProRide ルーフマウント型サイクルラック ブラック/アルミニウム

自転車のダウンチューブにアームを固定するタイプでワンタッチに近いアクションで済んでしまう高性能キャリア。車輪を外すこともないため面倒な手間がないところも嬉しいポイントです。縦方向に車輪が載るレールが通っているのでキャリア自体の剛性も高くなり結果として20キロもの重量にまで対応する優れものです。

テルツォ:日本車へのカバー率がすごい!軽自動車にもおすすめ日本ブランド

日本の自動車パーツブランドであるPIAAが展開するキャリアブランド。テルツォといえば個人的なイメージで恐縮ですが、独特なデザインで高性能な商品を展開しているブランドです。非スーリーが希望な人には対抗馬として好敵手であるといえます。また日本車への適合性はピカイチで軽自動車にも対応しているところはさすがというほかありません。注意点としてベースフレームのサイズが独自のものであるためアタッチメントは純正を探すようにすると良いでしょう。

Terzo テルッツォ (by PIAA) サイクルキャリア 3台積み リア用


出典:テルツォ
テルツォにもスーリーと同様にルーフキャリアタイプのものもありそちらも納得のモデルですが、あえて推したいのがこのリアマウント式のキャリアです。キャリア自体の設置方法も比較的簡単にできる上にリアゲートタイプの車種であれば大抵設置可能です。さらに実勢市場価格としては相当リーズナブルです。自転車を2台設置できるタイプと3台設置できるタイプがあります。

イノー:リーズナブルにキャリア生活を始められる日本ブランド


出典:イノー
同じく日本ブランドであるイノーです。ここまで紹介した中で最もリーズナブルで使用頻度からあまりコストをかけたくない人、それでも信頼のあるものであって欲しいという人にとってドンピシャと言えるでしょう。

イノー サイクルアタッチメントST

アタッチメントの価格が1万円前後(市場価格)と驚異のコストパフォーマンスでありながら安心できる性能を確保している正立タイプのキャリアです。


  • この記事を書いた人

Q太郎

こんにちは。京都在住のQ太郎です。中学生の時にお下がりのロードバイクをフレームにまでバラバラにして全塗装したり新たにパーツを買い替えてお気に入りの一台に仕立てたのが最初のカスタムでした。その後MTBやミニベロなどあらゆる自転車を購入してはカスタムをして・・・を繰り返してきました。近年は学生時代に購入したクロモリMTBをカスタムして現在進行形で楽しんでいます。

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