こんにちは!Q太郎です。
オフロードの王者。MTB(マウンテンバイク)はアメリカで始まったオフロードタイプの自転車です。自転車なのにサスペンションがついていたりディスクブレーキがついていたりとまるでオートバイのような装備を搭載していてメカ好きには見ているだけでワクワクさせられるジャンルです。また通勤用街乗り自転車としても使用できる幅広い使用用途のおかげで登場から数十年経っても人気のジャンルです。
- 街乗り用にMTBを買おうと考えている人
- たまにはサイクリングもしてみたい人
では、どうぞ!
マウンテンバイク(MTB)の特徴
マウンテンバイクの外見上の最大の特徴は、大きなタイヤにサスペンションがついたどこでも走れそうな車体ですよね。中には前後ともにサスペンションがついていたりしてとにかくカッコイイ! 4WDやオフロードバイクのようにどこまでも走って行けるようなタフネスな見た目がとにかく魅力的ですね。
そんなMTBは登場から数十年が経過してジャンルが細分化されていて初心者にはどのMTBを検討したらいいのか難しいのも確かです。代表的なジャンルで分けると以下のようになります。
外見上の違い
・クロスカントリー(フロントのみサスペンションがついている)
・ダウンヒル(前後にサスペンションがついていてフロントフォークが長くひたすら降る自転車)
・そのほか(ダートジャンプなど)
まだまだいろいろなジャンルに分かれてしまいますが、専門家ではないし普段街で見かける普通のMTBが欲しいんだという方へ向けて話を進めていきたいと思います。
タイヤには26インチと27インチと29インチがある!
実はロードバイクと違い、MTBにはタイヤの直径が違うモデルが存在しています。タイヤの直径が違うことで走行特性に変化が生まれます。
コンパクトな街で走り回るなら「26inc」
このタイヤサイズのMTBが元祖MTBと言えるでしょう。なんといっても小回りがどのサイズよりも効きます。フレーム自体もコンパクトな造りになっていることが多く体格が小さめの人や女性にとっても最適の一台と言えるでしょう。また他と比べて小径なのでストップ&ゴーが最もしやすいのも街乗りでの利点の一つになるでしょう。
バランスの妙!「27inc」
26インチのコンパクトさや小回り性能、29インチの高速性能や悪路での走破性をバランス良く備えたサイズが27インチです。29インチでは手に余るという人に大変人気です。
最高の走破性を備えたMTBが「29inc」だ!
今は存在しないブランド「ゲーリーフィッシャー」が唱えた大経化ムーブメントが理にかなっていたと言えるのが29インチMTBです。別名「29er」ともいいます。単純にタイヤの直径が26インチよりも大きくなったことで悪路でのギャップを乗り越える性能がアップしました。物理的に大きいので当然ですね。
このような大きなタイヤを備えたMTBは街乗りでいえば高速性能に直結しています。26インチMTBと29インチMTBで一緒に走ると同じようにペダルを回していてもジリジリと引き離されてしまうほど差があります。見た目の迫力もかなりあるので街乗りでもちょっと違う雰囲気が欲しいと思う人にはいい選択でしょう。
ただ小柄な人にはこのタイヤを持て余す人も出てくると思います。人が多いところでの走行には特に注意が必要です。
あくまで街乗りで高速性能を求めたいならクロスバイクという手も。
絶対MTBだ!という人には受け入れられない話題ですが、あくまで街乗りでしか考えていないよという人なら街乗りでの実用性能で言えばクロスバイクもバカにはできません。特に高速性能で言えばロードバイクと同じ700Cのタイヤサイズは26インチのMTBよりも確実に速い(ロードバイクよりは遅い)ですし、29インチMTBよりも取り回しが圧倒的に良いです。詳しくは以下の記事も読んでみてください。
価格帯
価格帯は初心者が街乗りで使用するなら8万円〜15万円くらいのものが良いでしょう。街で乗る限り上記の価格帯よりも高額なモデルは性能を発揮する場所がないばかりか、駐輪する際に盗難のリスクも上がってしまう上に駐輪時に周りの自転車との接触(残念ながら駐輪スペースではいろんな人がいます・・・)で悲しい思いをするかもしれません。
フレームの素材
一般的にMTBは「カーボン」「アルミ」そして「クロモリ」があります。街乗りである限りこのフレーム素材はテイストの違いこそあれど、どちらが有利というような絶対性能の違いはないと言えるでしょう。一応区別として街乗りで走るならこんな感じという違いは以下の列記します。
「カーボン」はとにかく高額フレームです。絶対性能は高く、フレームの形状でもメーカーの独自性が見て取れるのでデザインに惚れたなら購入してもいいかもしれません。ただし高級であるがゆえに街乗りでの使用は気を使うでしょうし、カーボンであればフルサスのものもありますからこういったのはむしろ使いにくい場面が出てくると思います。それからやはり盗難にはかなり注意が必要です。
「アルミ」は安価であり種類も豊富でおすすめ価格帯にほぼ全てのモデルが入っています。フルサスでもハードテイルでも選び放題です。またサイクリングや実際に山に入っていく機会に恵まれたとしても過不足ない走りを楽しめるフレームとして最有力なフレーム素材です。
「クロモリ」はかつて主流の素材でしたが、近年はその細身のパイプ構成やクラシックなイメージからオシャレなMTBとしての存在意義の方が高いです。愛着が湧けば様々なスタイルにカスタムをできる素材としての良さもありますから長く楽しめるでしょう。ただサビには注意が必要です。特にパイプ内側が錆びてしまうこともあります。普通に使っていれば問題ないと思いますが、シートポストが固着したりしないよう注意しましょう。
コラム・サスペンションは必要か?
フロントに関しては個人の趣向かな・・・とも思いますが注意して欲しいのは雨ざらしでの保管になる場合は(安いモデルは特に)ストロークするところから水が侵入して内部が錆びてしまい最悪の場合フロントの故障脱落などもありえますからこまめなメンテナンスをしてください。
MTBで街乗りする時に必要な小物
こういうのはいるでしょ?という小物をご提案!
「スマホホルダー」
街乗りであればGoogleマップやスピードメーターアプリをDLしてみたりすれば、街乗りMTBの楽しさも大幅に増えてくれます。
「泥除け(フェンダー)」
通常MTBには泥よけは装備されていません。でも毎日の通勤通学に使用するなら不意の雨や水溜りなどを跳ね上げるものが多いです。スーツや制服を着ているときに背中をドロドロにしてしまわないように泥よけが必要です。
「鍵」
街乗りで必要だけれど装備していない装置の筆頭ですね。ワイヤー式の鍵が一般的かと思いますが、U字ロックのような装置を使うのもありですね。詳しくは下記リンクよりご覧ください。
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『初心者向け』自転車予算に組み込むべきロック錠
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「ヘルメット」
スポーツライドではマストなヘルメットも街乗りではまだまだ認知が進んでいませんが、近年はファッショナブルなヘルメットも増えてきているし、子供には買い与えているお家族も多いように見受けられます。
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高性能からオシャレまで。購入時に失敗しない自転車用ヘルメット
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自由な感性で個性豊かなカスタマイズMTBを作ろう
そのままでも十分楽しいけれど、いろいろなパーツが揃っているのでいろいろカスタムしてみよう。少しだけ代表的なカスタムをご紹介します。
「タイヤ」
タイヤの交換時期に思い切ったタイヤチョイスをするとMTBの印象がこれまでとはガラッと変わります!
少し細めのスリックタイヤに交換して街乗りスペシャルとしてみるのも面白いですよ。特にこれまでがブロックタイヤを搭載していたなら路面との音も圧倒的に小さくなり乗り心地も格段に良くなるはずです。逆に太いタイヤをチョイスすると一気に迫力が増して街でも目立つ存在になることができますよ。ディスクブレーキ車であれば思い切ったファットタイヤも面白いかもしれません。ただタイヤの太さはフレームサイズに影響があるので良く確認してから購入しましょう。
そのほかにカラータイヤを選択してみると遠目に見てもすぐに目立つMTBに早変わりしますよ!自分のMTBのタイヤサイズ(直径もタイヤ幅も)を良く確認してチャレンジしてみてください。
「ペダル」
タイヤほど目立たないかもしれませんが、ペダルを交換すると拘っている感がよく出てオシャレに決めることができます。安いものなら2000円前後からありますから楽しんで選んでください。
最後に私、Q太郎が行ったMTBのカスタマイズをご紹介したエントリーを下記にリンクしていますのでよかったら読んできださい。
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クラシックMTBをカスタマイズ!街乗りで楽しめるMTBへ変身
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まとめ
いかがでしたか?日本の街では歩道や車道などそのほかにも色々と段差があることが多いものです。そのため意外と丈夫なMTBが実は最も街乗りには最適解なのではと思う時があります。街で乗る専用でもロードバイク派やクロスバイク派、MTB派、そのほかにも色々なジャンルの自転車がありますからいろんな人の意見を聞いて判断してみましょう。