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クラシックMTBをカスタマイズ!街乗りで楽しめるMTBへ変身

2022年1月29日

昔買ったMTB。倉庫に眠っていませんか?工作大好きな人ならこんないい素材持ってて活用しないなんてもったいないですよ!カスタム素材として街乗りに特化した自分だけの一台を制作してみませんか?きっと大切な一台に変身してくれることでしょう。そこでQ太郎がかつて行ったMTBの街乗り専用にカスタマイズした時の詳細レポートを再編集して投稿します。

Q太郎
カスタムを行ったのは2009年ごろなのでもう10年以上前になってしまいました。それでも未だ現役バリバリで使っています。

GTカラコラムK2をカスタムしたらこんなになりました!

まずはドナーになったMTBをご紹介します。GTカラコラムK2と言うMTBです。1990年に購入しました。フレームは「タンゲ製」のクロモリパイプを使用しています。使用コンポーネントはディオーレDX(当時グレードで上から2つ目だったはず)のフルセットです。
当時としては高性能MTBの一つと言っていいものでした。それをカスタムして下の写真のように完全に街で走ることをメインにしたMTBに変身させました。

GTカラコラムK2_1990モデル
カスタム後のGTカラコラムK2

初期計画案

まずは理想の街乗りMTBを妄想することから始めました。とにかく街で便利に使えてオシャレで独自性があるものにしたいと言う思いがありました。街乗りMTBとしてドナー車を新車で購入するのも一つの手ではあります。そういう方には以下の記事も見てください。

「初心者向」街乗り用MTBの購入を検討している人向け基礎知識<br />
「初心者向」街乗り用MTBの購入を検討している人向け基礎知識

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そこで以下の項目を変更箇所としてピックアップしました。

キックスタンド

まず真っ先に思ったのがキックスタンドです。要するにメインテナンススタンドではなくて自転車についてるスタンドですね。あくまで個人の感覚ですがスタンドのあるなしが趣味用か実用かの分岐点みたいに思いませんか?そこで今回のテーマは実用化(街乗り化)ですから、絶対必要ですっ!ただし普通に取り付けるだけでは芸がないので、通常のリアではなくセンタースタンド(というのかな?)タイプです。要するにオートバイのサイドスタンドと同じ位置に取り付けるタイプへの変更です。

通常のペダル

カスタム前に搭載していたペダルはシマノSPDのペダルでした。靴とペダルが固定されるものは街乗りには必要ありませんからペダルの交換は必須です。

アッパーなステム&ハンドルバー

このMTBはどちらかというと前傾がきつ目でした。だからもっとアップライトなポジションで街ゆく人々を見渡せるようにする必要が街乗り化には必要だと考えました。その中でアップライトなハンドル位置にするためにはハンドルバーをステムごと変更したいというのが本音です。ハドルバーを交換するときはグリップも当然交換です。

コンフォート仕様のサドル

この当時取り付けていたサドルはサイクリング用であるために足の回転を優先させたモノでした。長距離を走るにはこれが良いんですが、Q太郎が住むーず京都市内での移動用にカスタムするならせいぜい10キロ以内の街乗りですから、もっとクッション性のいいモノに変更したいと考えました。またハンドルを交換してアップライトなポジションに変更するつもりであったので当然おしりに圧力がかかるので、これは意外と重要なのではと考えていました。

チェーンカバー

サイクリングでの使用の場合はまったく必要性がありませんでしたが、街乗りに使用するならジーンズやメンパンなど普通の街着でライドする可能性が増します。そのため裾を気をつけないといけないでしょう。ただ、単純なカバーではかっこわるいのでどのような方法があるのか?考えなければいけないでしょう。

カギ

とにかく使いやすさをメインに考えていたのでママチャリみたいな自転車自身にカギが装着されているものが理想だと考えていました。ワイヤーをいちいち持ち歩く(走る?)のは邪魔くさいと思ったのです。

タイヤ

できる限り細いタイヤにすることを検討していました。1990年に新車で購入した当時に装着されていたのは2インチ幅のブロックタイヤでした。サイクリングに使用していたこの当時は1.5インチ幅のスリックタイヤにしていました。街乗りに使用するにはどのサイズがいいのか悩みますね。

クイックリリース

クイックリリースになっている前後ホイールやシートポストのパーツは工具で締め付けるタイプに変更して簡単にははずれないようにしないと街乗り化させるなら目を離す時間が増えるので駐車中にイタズラされかねないです。

あと細々したこと

フロントのギアはアウターギアだけにします。街ではフロントにギアが3枚もいらないと考えたからです。そうしたらフロントのディレーラーも外せるしハンドルのチェンジレバーも外せるしスッキリですね!さらにフレームの色変えもしてみたいです。

フレームの塗装

大幅に雰囲気を変えたいのでフレームの塗装もし直します。カスタム前の状態は紺色と黒のグラデーションでブラシの点描風の点々が紺色でつけられています。1990年当時のMTB業界ではGTのこの塗装はアピールポイントだったのでフレーム形状と並んでかなりクールなデザインだったと思います。
ただ塗装といってもプロではないのでどのようにすればいいのか、長くお気に入りでいられるカラーはなにか、など悩みどころの多い分野です。そこで検討をするためのデザインラフを制作しました。

1.モノトーンで都会的な雰囲気?

白いフレームのMTB
フレーム自体の組み方が自己主張の激しいGTですからできるだけ色では目立たないようにするのがこのデザインの特徴です。ただフロントフォークだけはグレーに着色しただの白ではない感じに仕上げるとかがいいかなと思います。

2.MTBとは思えない優しい雰囲気?

ベージュカラーMTB
もともと最初にイメージしていたのはこの配色です。ただこのGTではフレームが細すぎていいイメージにならないかも知れないです・・・。

3.フレームを胴抜きにしたネオクラシック風?

ネオクラシックMTB
フレームに胴抜きを入れるデザインは昔から好きで検討してみました。なかなかレーシーな雰囲気を出しています。出来るだけ落ち着いたえんじ色でかっこよくできればあるいはと考えていました。

4.同じく胴抜きのデザインでモスグリーンでイギリス風?

モスグリーンMTB
3と同等のデザインですが色違いで攻めてみました。モスグリーンといえば英国!クラシックな雰囲気になってくれました。MTBはアメリカ製の文化ですが、英国文化を持ち込むちゃんぽんな感じが楽しいかなと思いました。

と言ったような次第で検討を重ねました。最終的にはここに検討していたものとは違うものになりましたが、非常にいい出来になったと感じていました。

計画から交換パーツの検討を行い作業開始

ここまでで大まかな構想が完成しました。初期案とカラー案を出せたので実際の作業に進みます。今回のカスタムでは大まかなカスタムはあらかた終了した後に塗装を行う予定でした。

交換パーツを交換→完成後全バラシ→フレームの塗装→再度組み上げ

ということで、まずは街乗り化へ向けたパーツの交換からスタートです。

スタンドの設置

一般的な自転車用スタンドはチェーンステーに取り付けられますが、今回は違うパターンはないかと調べた末にオートバイのサイドスタンドのような位置に取り付けられるスタンドがあることを発見しました。BBのステー根元を挟みこむように取り付けます。かなり大きめのトルクで締め上げないと
走行で起きる捻れなどで徐々にゆるくなっていく可能性がありますが、少し違う感じにするには十分です。
自転車用サイドスタンド
自転車用サイドスタンド2
取り付けてみて最初のうちは自転車という意識があるのでリアエンドに足が行くんですよ(^_^;) 何度空振りしたか分かりません。

また、一般的な自転車がリアエンド部にスタンドをつける理由がわかりました。走行中にスタンドがクランクに干渉するような時があるのです。正しく取り付けられなければペダルがスタンドに接触するし、スタンドを立てた状態で後ろ方向に車体を引っ張ると後輪が回転するのに応じてペダルも回転するためいずれスタンドと干渉して車体自体が動かなくなってしまうのです。
接触しているペダルとスタンド
これが意外とやっかいで自転車置き場などで後輪がロック状態になってしまうと引き出せない状況になる可能性があるんです。一般の自転車のリアエンドについているスタンドには意味があるんだなとよく理解できます。

SPDから通常のペダルへの変更

MTBからペダルの取り外してサイクリング仕様(SPD)からフラペ(フラットペダル)への変更を行いました。ちなみにペダルの取り付けにはくるくる回転しますから走行中にはずれないように左ペダルのネジは逆ネジになってます。これにすぐにピンと来ない方はこう考えてください。「どちらのペダルも後輪方向に力を入れるとゆるむ」です。
SPDペダル
外したSPDペダルです。その後、臨時にたまたま自宅に残っていたペダルを移植しました。これで少しは街乗りに近づきました。

新調したサドルとシートポスト、そしてクランプ

今回のテーマとして街乗りMTBであるために可能な限りコンフォートな状態にしたいと思って探しました。その結果見つけたのがシートポスト自体がサスペンションの機能があるものです。ただ、検討をしていた当時は種類も少なくパイプ径(カラコラムK2のシートポスト内径は26.4mm)が合わず断念しました。そこでサドル自体にコンフォート感を求めることにしました。分厚いクッションがついているもの(非常に快適でしたが柔らかい故にへたりかたも早く数年でサドルの交換を余儀なくされました。)です。また今回のフレーム塗装後の姿を想定してメッキのシートポストへの変更も必要で同時に変更しました。
シートポスト、サドル、クランプ
前後のハブ、サドル用のクランプを購入しました。これまでサイクリングで使用していた時は自転車から離れることはなく盗難に会う確率は低かったですが、今後街乗りMTB化すると駐輪場などに駐輪して目を離す時が多くなりますから、簡単に外れるクイックレリーズはやめておきたかったのです。
クイックレリーズの交換
フロントハブ
サドルの全体像としてはこんな感じです。ちょっとボリュームが大きい感じがしますね。思っていたよりも大きかったかも・・・。
サドル
サドル横から

チェーンカバーの購入

ちょっと戦隊モノっぽいのが残念ですがズボンの裾を気にせず走りたかったのでここは見た目よりも実用性を重視しました。
チェーンカバー
そして街で走りるのにフロントに3枚のギアはいらないと思ったのです。そのためこの写真ではついていますがフロントのディレーラーとハンドルのレバーを外すことができるようになりました。見た目がさっぱりしました。前回取り付けた戦隊モノのようなカバーのゴツさを少しでも解消する見た目になった気がします。
カバー
ディレーラーがない状態
フロントディレーラーパーツ

マークの制作

DIYで塗装をしようとするとロゴなどをどうするかも問題です。独特のフレーム形状から見る人が見ればGTだと分かってしまうQ太郎のMTBは好き勝手なステッカーを貼るのもイマイチだなと判断してGTのステッカーを探しました。しかし適当なGTのステッカーが見つからなかったのでGTのマークを自作することにしました。まずは現在ついているマークを丹念に調べます。
ヘッドマークステッカー
トップチューブステッカー
ところで、丹念に見ていくとさすがにGT!というような塗装です。ブルーの点も実は2色あるのが分かります。グラデーションになってるんですね。
芸が細かいです。再塗装するのもったいないかな?と思ったほどです。
シートポストステッカー
写真を元にロゴの自主制作をしてできたのがこれです。
gtステッカー
続きは次回に!

  • この記事を書いた人

Q太郎

こんにちは。京都在住のQ太郎です。中学生の時にお下がりのロードバイクをフレームにまでバラバラにして全塗装したり新たにパーツを買い替えてお気に入りの一台に仕立てたのが最初のカスタムでした。その後MTBやミニベロなどあらゆる自転車を購入してはカスタムをして・・・を繰り返してきました。近年は学生時代に購入したクロモリMTBをカスタムして現在進行形で楽しんでいます。

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